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文化祭の準備とかに追われていたらいつのまにかけっこう放置していたなぁ…。
最近は帰ってくる→寝る→学校行く→帰ってくる→寝る→以下無限ループ
の繰り返しでした。
とりあえず明日までには全部終わるからそしたら少しゆっくりできそうです!
楽しみに来て下さってる方々に申し訳ないです…。
とりあえず合間をぬって仕上げていたルカ君の絵をぺたり。
そういえば初めて胃液を意識して描いたなぁ、
胃液って実際どんなんなんだろう?
炭酸みたいなイメージがあるけどなぁ…。
じわじわと溶けていくような弱酸性の方が好みです♪(弱酸性の意味を履き違えてるぞ)
(・ω・)
グマ「…んっ、……んんっ……?」
ルギ「起きたか?」
マッスグマが目を開けると、
その気配に気づいたのかルギアが声をかける。
薄暗い部屋のような場所でぬらぬらとした天井が視界に入り、
とろっとした液体が仰向けに横たわる彼のお腹に垂れ落ち、
生ぬるい温度とぬるぬるとした感触が伝わってくる。
手をついて起き上がろうとすると、
地面のぶにっという触りごこちに思わず手を引っ込めた。
グマ「…ここは…?」
ルギ「私の口の中だぞ。」
だんだんと薄暗さに目が慣れてくると、
くにくにと蠢く肉壁やそれを覆うように流れる唾液の姿が見えてきた。
確かにある意味見慣れたルギアの口内だったが、
ふといつもと違うような香りがしたような気がし、
クンクンと鼻をひくつかせる。
グマ「…なんだ、甘いにお…ぶっ!」
マッスグマが不思議そうな顔をしていると、
ルギアの口が少し開き、
ひょいっと小さな塊が投げ込まれる。
ごつんとマッスグマの顔にその何かがぶつかり、
ころころと下の上を転がっていく。
色鮮やかな黄色のその塊はどこかで見たことのある木の実であった。
グマ「い……っつぅ……。」
彼が痛そうに頭をさすっていると、
転がっていた木の実がしゃりっと爽やかな音を立てて噛み砕かれ、
口内に立ち込める香りと同じ香りがぱっと散った。
グマ「なにすんだよ…!」
ルギ「なにって傷の治療だが?」
グマ「…ち…ちりょ…うぶっ!」
マッスグマが疑問の声を上げる前に、
大量の唾液がこれでもかというぐらいに浴びせかけられる。
慌ててぬぐおうとする彼だったが、
ルギアの舌が彼をすっぽりと彼の体を包み込むように巻きつかれ、
体中にぬるぬるとした唾液をすり込まれていく。
べしゃあ…べちゃ…べちょべちょ!
グマ「うひゃあ、うっぷ…おい、やめろ…うえっぷ!?」
ルギ「少し大人しくしていろ、すぐに終わる。」
グマ「すぐって…なにが…うえっ!」
……その後、10分は舐め続けられただろうか。
ようやく解放された時はマッスグマは涎でドロドロになり、
体毛もべっちょりと濡れボサボサになっていた。
グマ「うへぇ…おい、なにす…!」
ルギ「傷の具合はどうだ?」
グマ「傷って……あれ?」
怒ったように声を荒げるマッスグマだったが、
ルギアに言われ自分の体力がずいぶん回復していることに気がついた。
あれだけすり傷とかの怪我をしていたはずなのに、
ほとんどの傷がふさがっていて体調もずいぶん楽になっていた。
グマ「傷が…なくなって…?」
ルギ「オボンの汁が傷によく効くのは前に見せたと思うが?」
グマ「…あ。」
思い出した。
そういえば前にこいつの胃液で怪我をしたときも、
さっきのオボンの木の実で治してもらった様な気がする。
ルギ「絞るのがめんどくさかったのでな、こういうやり方もあるということだ。」
グマ「あのなぁ…。」
普通傷口に唾液を塗りたくられたら、
バイキンのひとつでも入り込みそうだが…。
まあ現に治ってきているのだから強くは言えなかった。
グマ「…はぁ。」
マッスグマは疲れたように息を吐くと、
ぷよぷよとするルギアの舌の上にごろんと仰向けに横になった。
べちゃりと背中で唾液がはねる音がするが、
すでに全身涎まみれだったのであまり気にはならなかった。
結局のところ、
彼はルギアに助けられたのだろう。
記憶があいまいでどうやって助けだされたのか覚えていないのだが、
じゃなきゃ彼は今頃再びアーボに飲み込まれていたか、
あるいはそのまま力尽きていただろう。
彼はぐっと軽く背伸びをし体をほぐしながら、
そういえばアーボの体内では満足に体も伸ばせなかったことを思い返す。
ルギアの口の中や胃の中の広さは、
アーボなんかとは比べ物にならないくらい広いだろう。
でもそれ以上にアーボの体内で感じた強い不安や恐怖という感情を、
彼はこのルギアからはあまり感じないのである。
これが慣れなのか、
それともこんな涎まみれな場所が不快にならなくなってきたのかは分からないが、
それでもアーボの中に比べればいくぶんかは心地のいい気がしてきたのだった。
グマ「まあ…あの、助かったよ…ありが……。」
マッスグマが照れる気持ちを隠しながらお礼を言おうと口を開くと、
ふと視界の隅で何かピンク色の物がそろーっと近寄り、
彼に覆いかぶさろうとしてきていた…。
グマ「ふんぬっ!」
ルギ「むっ…!」
マッスグマはぴょんととび上がると、
そのピンク色の舌べろの先端をがしっと掴む。
うねうねと逃れようと動く舌を抑えつけながら、
マッスグマは声を荒げてどなった。
グマ「だから、何する気だったんだよお前!」
ルギ「うむ、おしかった。」
前言撤回。
こいつの口の中に何も感じなくなってきているのは、
多分あきらめからだ、それ以外考えられない。
いつもいつもお礼を言おうと思った次の瞬間にこれである、
狙ってやってるんではなかろうか…?
ルギ「さっきのに答えてなかったな、もちろんお前に一度胃袋に入ってもらおうと思ってな。」
ふと気のせいかルギアの声のトーンが落ち、
淡々とした声が喉の奥から響いてくる。
ルギ「お前のせいで今日は大物を逃さなくてはならなくなってな、おとなしく責任を取れ。」
グマ「…はぁ!?よく分からんが、誰が一日に二度も食われるか!」
だんだん力の強くなってくる舌べろをマッスグマは必死にふんばって押さえつける、
手を離したが最後、確実に食われる…。
ルギ「ふむ、ところでお前は何か大事なことを忘れているのではないか?」
グマ「…え、な…何がだよ!」
突然のルギアの問いかけにマッスグマは力を緩めることなく考える、
何か忘れていること…?
ルギ「お前が今、どこにいるかだ。」
グマ「………へ?」
一瞬マッスグマの気配が呆けたものになるのを感じると、
ルギアは彼の乗っている舌べろをぽーんと力を入れてくねらせると、
まるでトランポリンでも跳ねたかのようにマッスグマの体が宙に飛ぶ。
グマ「うわぁ…!ず…ずりぃ…!」
マッスグマは悲鳴に近い声を上げるが、
止めと言わんばかりに舌がぶるんと振られ、
彼の掴んでいた舌の先端がずるりと音を立てて手元を離れる。
そのまま一度彼の体が舌の上ではずんだかとおもうと、
そのままがぽっと頭から喉の穴にはまってしまった。
ずる…ずりゅ…ずるっずるずる……
グマ「うむぅ!むぅ…むぅぅっ!!」
ルギ「いただきま~す♪」
バタバタと足を振って暴れる彼だったが、
暴れれば暴れるほどずぶずぶと喉の奥へと沈んで行ってしまう。
そんな彼を飲み込んでしまうべくルギアはぐっと首を伸ばすと……
ずぶっ…ずぶずぶ…ずずずず…………ゴックン!
グマ「う…うわぁああぁあああぁぁぁぁ……!!!」
マッスグマの絶叫がこだまし、
ルギアの首をぷくっとした膨らみがぐにゅぐにゅと音を立てて下っていくと、
やがてお腹のぽてっとしたふくらみと同化し見えなくなった。
ルギ「けふっ…、ごちそうさま。」
ぺろっと口元を舐めとりながら、
ルギアは膨らんだお腹を優しく撫でた。
他と比べて少しだけ大きくでっぱた部分のお腹が、
時折なかから蹴りつけているようにぼこぼこと波打っている。
ルギ「ふぅ、ようやく木の実以外のものが食べられたな。」
お腹の中で暴れ続けているであろう親友の姿を想像しながら、
ルギアはくわぁっ…と大きなあくびをする。
さすがの彼も、
ずっと飛び回っていたことやさっきのひと騒動などで、
少し疲れたようだった。
羽をたたみごろんと横になると、
ぽこぽことお腹が蠢き続ける感触がくすぐったくて気持ちよく、
中にいるであろうあいつが体力を取り戻してきていることが容易に感じ取れた。
※
一応ルギアも親友がアーボの体内から出てきたときから、
彼がどくに侵されていないか心配だったのだ、
これだけ元気ならばまあ体の方は大丈夫であろう。
だが【どくばり】が刺さったような刺し傷のようなものはあったし、
最初の衰弱具合からみても一度どくにやられたのを自力で回復したのだろうか?
ルギ「だとしたらなかなか物覚えがいいな…。」
さきほどのさらりと流した程度の彼の講釈を、
このマッスグマは僅かな間に自身の知識として習得してしまったらしい。
それにさっきのオボンの汁のこともそうだ。
確か前に使ったときには、
この木の実の汁の説明はしていなかったように思える。
一度見せただけで効果を理解していたようだし、
観察力の方もなかなかのものを持っているようだった。
※
ルギ「ふむ、おもしろいな…。」
ルギアは夢うつつにうとうととしながら、
口元は楽しそうに微笑んでいた。
マッスグマに教えを請われた時は、
適当に教えてさっさとあきらめでもつかせようとも思っていたのだが、
これだけ物覚えが速いのならルギアとしても教えがいがあるというものだった。
ならばもう少しだけ彼の知っている知識を、
こいつに教えてやるのも悪くは無いだろう。
このマッスグマが親友であれ生徒であれ彼のそばにいれば、
当分は『美味しいお礼』がもらいたい放題なのであるから…。
せっかくだから付き合ってやろうと、
彼はもう一度大あくびをしながら思っていた。
ルギ「まったく、本当に変わった面白い奴だ。」
そうぽつりと呟くと、
ルギアはすっと目を閉じすぅすぅと静かな寝息を立て始める。
彼が幸せそうに眠っている中で、
彼のお腹の中の親友が不満そうにぼこっと腹を蹴った。
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