当サイトは『主に二次元のキャラによる捕食行為』に関する創作物を扱っております、無断転載・配布・加工はご遠慮ください。 また当サイトは版権元とは一切関係ありません、版権元への問い合わせ等もできればご遠慮ください。 リンクはフリーですのでご自由にどうぞ! 『Sorry. This site is Japanese only』
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■ コメントor拍手による交流は大歓迎でございます♪
■ 基本的には最新の記事にコメントor拍手して頂き、
次回更新時にまとめてお返事をさせて頂くという方法で、
交流をさせて頂いております♪
その際、管理人からのコメント返信は、
最新記事のコメントにてさせて頂いておりますので、
前回コメントして頂いた方はそちらをご参照ください。
また下記のお客様同士の交流と同じように、
管理人と自分のキャラで交流したいという方も大歓迎でございます。
管理人は今のところラグラージの姿を借りて行動しておりますので、
お気軽に交流してやってください。
■ 基本的に全てのコメントに対してはお返事させて頂きますが
「どう見ても荒らし行為と見てとれるコメント」と、
「他のサイト様、もしくはお客様に対しての中傷ととれるコメント」があった場合、
注意→警告を経たのち、
アクセス禁止などで対処させていただく場合がありますのでご注意ください。
これらのコメントを見かけた場合、
下手に刺激をしてしまうのは火にガソリンを注ぐ結果になりかねないので、
見かけてもスル―、もしくは管理人のみ閲覧可のコメントにて教えて頂けると幸いです。
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■ このブログに掲載している小説の世界観にて、
「私も自分のキャラを作って交流したい!」とか、
「他の方の作ったキャラと私のキャラで交流したいなぁ。」というご意見を頂いたので、
コメントにてそう言った交流を行おうという常時型の企画でございます。
■ 拍手コメントからも交流は可能です。
その場合は、次回更新時に管理人からのお返事のところで、
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■ もしこの企画に参加して頂ける場合は、
キャラテンプレートを記入して頂いてコメントにて送って頂ければ、
管理人の方でブログの方に記載させて頂いて、
それをもって参加表明とさせて頂きます。
なお、携帯からのご視聴されている方で、
テンプレートのコピー&ペーストがやりづらいという方の場合は、
テンプレートの内容を書いてコメントにて送って頂ければ、
管理人の方で作成させて頂きますので、お気軽にお申し付けください♪
■ 詳しい注意事項や、
キャラテンプレートにつきましては続きからに置いてありますので、
参加してみたいという方は続きからどうぞです。
※記事作成 2010年6月9日
※テンプレートに【キャラのニックネーム】【消化後の再利用可能か】を追加
これに伴い、
「いくつかの説明文に追加・修正」
「伝説ポケモン使用不可の解除」をしました。 2010年7月4日
※この記事にはコメントしないでください
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【リンクに関して】
このブログは、
基本的にリンク申請ばんじゃいなフリースタイルでやっております。
リンクのご報告も自由ですので、
追加して頂くと管理人がとおぼえのようにむせび泣きます。
(ご近所の迷惑だからやめなさい)
ただ、サイトの傾向が特殊な物ですので。
捕食系サイト意外の一般的なイラストサイト様の場合は、
ここが捕食を取り扱うサイトだということだけ明記して頂けると、
ありがたいです。
【当ブログからのリンクに関して】
ブログからのリンクは、
ページ右側の一覧にある【リンク】に収納されております。
基本的に申請をされたサイト様につきましては、
こちらからもリンクをさせて頂く事が多いです。
後こっそりよそ様の素敵サイト様と、
リンクをつなげていることも……。
もちろんリンクさせて頂いたサイト様の方で、
リンクすると何か不都合が生じる場合は、
「リンクしないで!」と言って頂ければすぐにでもリンクを取り下げますので、
お気軽にお申し付けください♪
※記事作成 2010年6月9日
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※記事作成 2010年6月9日
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うるるさんからのリクエスト
「山のように大きなゲンガーが、
タテガミウルフを舌でぐるっと巻いて食べようとしているところ」です。
ゲンガー久しぶりに描いたような気がしますね♪
ご丁寧にアニメを参照してくださいと描かれていたのですが、
すみません見つかりませんでした。
なので大部分を想像で保管!
想像力って便利ですね♪
それにしても、
ポケモン以外の被食者だとタテガミウルフ君が人気ですね♪
最初は描き慣れなかった彼ですが、
少しは上達できているといいです。
※
交流に関して意見を下さいました皆様ありがとうございます♪
とりあえずもう少し調整をし、
「はじめに」カテゴリーで、
詳しいやりかたなんかをまとめた記事でも作成しようかなと考えております。
そろそろ「はじめに」カテゴリーを整理したかったので、
丁度いい機会にブログ説明文なんかも修正してこようかな。
説明文が完成次第新記事でアナウンスしますので、
今しばらくお待ちくださいませです♪
(・ω・)
朝っぱらからおはようございます。
拍手の入れ替え完了いたしました♪
今まで乗っけてたやつも、
近いうちにブログの方に掲載いたしますので、
少々お待ち下さいです♪
あと、今回の拍手はほぼ全部オリキャラのキャンバス君絡みなので、
「オリキャラ苦手」「ポケモン以外やだ」という方は注意です!
また、今回の絵は漫画形式…?
というよりはページ構成になっているので、
拍手の表示がいつものランダム仕様じゃなくて、
順番に表示される設定になっております。
もしも「携帯からだとそれでは見にくい!」などのご意見がありましたら、
一週間ぐらいでランダム表示に変えますので、
お気軽にお申し付けくださいませです♪
とりあえず管理人としては、
久しぶりにがっぽがっぽ呑みこむ絵が描けて、
すっごい満足!(単純なやっちゃ
(・ω・´)ムフー
※
続きでちょっとコメント交流に関してご意見求めておりますので、
興味のない方は読み飛ばしていただいても結構ですよ♪
拍手の入れ替え完了いたしました♪
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あと、今回の拍手はほぼ全部オリキャラのキャンバス君絡みなので、
「オリキャラ苦手」「ポケモン以外やだ」という方は注意です!
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久しぶりにがっぽがっぽ呑みこむ絵が描けて、
すっごい満足!(単純なやっちゃ
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※
続きでちょっとコメント交流に関してご意見求めておりますので、
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「……ぶっはぁ!」
”バッシャーン”と水しぶきを跳ねさせながら、
リザードが水の中に付けていた顔を上げる。
ぽたぽたと肌を伝って落ちていく綺麗な水を、
ぷるぷると大きく横に振って水気をはらった。
「ふひゃぁー、気持ちー♪」
「……ねぇ、ちょっと…。」
「ん?」とくるっと横の方へと振り向いたリザードだったが、
彼の払った水しぶきが顔やら体やらに飛び散っているルカリオの姿を見て、
ぎしっとこわばったように表情が固まった。
ライボルトなんかだとすぐに怒鳴りつけてくるはずだが、
それとは対照的に笑顔でいるルカリオの顔がなんか怖い…、
目が笑っていないというのはこういうことを言うのだろう。
「……何か先に言うことは。」
「…ご、ごめんなさい。」
「分かればよろしい。」
素直に謝ったリザードに、
ルカリオはうんうんと頷きながら、顔に付いたぐいっと水しぶきをぬぐう。
かかってきた時は少し不快だったが、
色々なことがあって興奮していた体には、その冷たさが心地よかった。
二匹が仰ぐように空を見上げると、
すでに夕焼け色に赤く染まった空が丸く開けた木々の間から見えていた。
すでに夕焼け色に赤く染まった空が丸く開けた木々の間から見えていた。
彼らが今いるのはどのくらい森の奥なのだろうか…。
彼らが気がついたときにいたのは、
透き通るくらいに青く澄んだ大きな湖の岸辺だった。
周囲を生い茂った木々で囲まれ、涼しげな風が時折彼らの頬を撫でていく。
透き通るくらいに青く澄んだ大きな湖の岸辺だった。
周囲を生い茂った木々で囲まれ、涼しげな風が時折彼らの頬を撫でていく。
湖の真ん中にはうっすらと霧に覆われた小さな浮き島が見え、
小山のようにそびえた岩と少しの草や木が生えているだけのようで、
野生のポケモンが住み着いている様子は見られなかった。
とはいえその浮島や澄んで綺麗な水のおかげか、
どこか神秘的な雰囲気がこの湖には漂っていた。
「でも帰る前に体のドロドロを落とせてよかったよ、
毛がカピカピにならなくてよかったぁ…。」
「乾くとあらうの大変だもんね、
この前のベトベトンの時も洗う時大変だったし…。」
「…おい。」
「あの時は酷かったよ、
こびりついてる上に臭いまで凄いんだもん、鼻が曲がるかと思った…。」
「寮のお風呂当番の人しかめっ面してたよね、
まああの汚れと臭いじゃ仕方ないかもしれないけどね…♪」
「…おい!」
「…ん?」
不機嫌そうな声が聞こえてくる方に二匹が振り向くと、
ぶすっとした表情のライボルトが岸辺に座りこんでいた。
体のあちこちにバンソウコウを貼り付け、
顔にも包帯をぐるぐると巻きつけてまるでミイラのようになっていた。
ぶすっとした表情のライボルトが岸辺に座りこんでいた。
体のあちこちにバンソウコウを貼り付け、
顔にも包帯をぐるぐると巻きつけてまるでミイラのようになっていた。
二匹が気がついた時、ライボルトが傷だらけの状態でそばに倒れていたのだ。
それを見て慌てて二匹でライボルトを介抱し、
手持ちの薬や近くに生えていた薬草で治療したのである。
…若干雑な治療の仕方だったが、
それでも冒険先の少ない治療道具の中では的確にできている方であろう。
「いい加減帰ろうぜ、こっちは傷だらけでボロボロなんだからよ。」
「大丈夫…? 治療はしたけどほとんど応急処置だし、
もう少し休んでた方がいいんじゃないかなぁ…。」
不満そうに言うライボルトに対し、ルカリオが心配した様子で話しかけてくる。
なにせ隙を突かれて飲み込まれてしまった二匹とは違い、
ライボルトはマルノームの攻撃を受けたり木に打ちつけられたりと、
かなり激しいバトルを繰り広げた後なのである。
ルカリオ達はほとんどダメージは無かっただろうが、
ぐったりと気絶していたライボルトの体力の消耗は相当なものだっただろう。
「これくらい平気だ…とと…。」
「おっと危ない…!
ほら、やっぱりふらふらじゃん。 やっぱりもう少し休んでなよ。」
「平気だっつぅの…。」
彼が立ちあがろうとしたところで足ががくんと崩れ落ち、
急いでルカリオがそれを支える。
バトルの傷だけならまだしも、
その直後に気絶した二匹を背負って移動してきたのだ。
平気そうに言ってはいるが、
当然体力は消耗しきっており、動くのもきつそうだった。
だがどれだけ傷だらけになっていようと、
ライボルトは仲間達が怪我をしていないことにほっと胸をなで下ろしていた。
気絶している間も二匹は呼吸こそしていたが、
目を固く閉じてぐったりとしたままだったので、
とにかく急いで休めるところを探そうと必死に運んできたのである。
そんな彼が川をたどってきて見つけたのがこの湖だった。
静かに波音ひとつなくたたずむ綺麗な湖で、
眺めているだけでどこか懐かしい気持ちになる不思議な湖で、
彼はこの風景をどこかで見た様な気がしたのである…。
もしかしたらこの場所も彼の記憶と何か関係があるのかもしれないが、
やはり霞がかかったように詳しいことまでは思い出せなかった…。
静かに波音ひとつなくたたずむ綺麗な湖で、
眺めているだけでどこか懐かしい気持ちになる不思議な湖で、
彼はこの風景をどこかで見た様な気がしたのである…。
もしかしたらこの場所も彼の記憶と何か関係があるのかもしれないが、
やはり霞がかかったように詳しいことまでは思い出せなかった…。
とはいえ二匹を休ませるにはちょうどいいということで、
彼はここで仲間たちを休ませようと背中から降ろしたのである。
…もっともその直後に彼自身も気を失うように倒れてしまったのだが。
そんなことを彼がつらつらと思いふけっていると、
ルカリオはライボルトのそばに近寄り、”ぽふっ”と額の所に手を当てる。
傷が熱を持っていないかどうかの確認だったが、
どうやらその心配もなさそうでライボルトの熱がじんわりと掌越しに伝わってきた。
「今のところ熱は大丈夫そうかな…?」
「あたりまえだろ、ねんざや切り傷なんかでそこまで悪化するかよ。」
「…もぉ、そんなに簡単に言わないでよ。」
「あたりまえだろ、ねんざや切り傷なんかでそこまで悪化するかよ。」
「…もぉ、そんなに簡単に言わないでよ。」
「ふんっ」と軽く鼻を鳴らして言うライボルトに対して、
リザードが頬を膨らませて抗議するように呟く。
さっきまで楽しそうにしていた彼の表情とは一変して、
少し悲しそうな顔でライボルトの方を見ていた。
「僕らは先に飲まれちゃってたから怪我もほとんど無かったけど、
その代わりライボルトがこんなに怪我しちゃったんだもん…。
心配すんのは当たり前でしょ…。」
「あのなぁ、俺だけ怪我すんのは別に今日が初めてじゃないだろうが…。」
「…そうだね、でもだからこそ心配なんだよ。」
呆れたように言う彼に対して、
ルカリオも寂しそうに微笑みながら彼に巻かれた包帯に軽く触れる。
「ライボルトはいつだって僕らの前に出てくれるんだもん。
そのおかげで僕達も安心してダンジョンを進めるし、
だからとっても君のことは頼りにしてる………けどさ。」
「………。」
「けどさ、だからこそ君のことが一番心配なんだよ。」
ライボルトはじっとルカリオとリザードの目を見つめる。
伏せた様なその目を見ていると、
なんとなくだが二匹の気持ちが分かる気がしていた。
仲間を守りたいという気持ちと、仲間を傷つけたくないという気持ち。
ライボルトが仲間を守ろうとするほど彼は傷ついていく。
それを後ろで見ているだけしかできなかった仲間達は、
一体どんな思いで彼の背中を見てきたのだろうか…。
悔しい…? それとも寂しいのだろうか…。
「…悔しいか。」
二匹に聞こえないくらい小さな声で、ライボルトはぽつりと呟く。
こんな悲しそうな目をライボルトはどこかで見たことある気がしていた…。
マルノームに飲まれてしまったときに見えた過去の映像…、
その中で見たあの『友達』も、
こんな目で自分の背中を見つめていたのだろうか。
じっと前に出れない自分を悔やみ続けながら…。
その中で見たあの『友達』も、
こんな目で自分の背中を見つめていたのだろうか。
じっと前に出れない自分を悔やみ続けながら…。
彼は自嘲するようにふふっと笑みを浮かべると、
ルカリオとリザードに向かってニッと歯を見せて笑った。
ルカリオとリザードに向かってニッと歯を見せて笑った。
「そう心配すんな。」
「…え。」
「俺だって後ろでお前達が見ててくれるから前に出れるんだ、
お前らなら安心して後ろを任せられるからな。」
「………。」
「だから、お前らの前は俺に任せておけ。
その代わり、後ろはお前らに全部任せるからな。」
「……うん。」
最初は面食らったようにしていたルカリオだったが、
いつもの笑顔に戻りながらこくんと頷いた。
そのままの顔で彼は後ろにいるリザードにも声をかける。
「だってさリザード、
これからはライボルトの後ろをしっかり守らないとね♪」
「うん、分かった!」
「しっかり守っとけよ、今度勝手に前でたら承知しないからな。」
「そっちこそ、かっこいいこと言っといて無茶して倒れないでよね!」
べーっと舌を突き出しながらリザードも言っているが、
どうやら彼も笑顔が戻ったようだった。
その賑やかな様子を眺めながら、
ルカリオは探険バッグから水筒を取り出してリザードの方に駆けていく。
「さ、迎えの運び屋さん達が来るまでもうそんなに時間も無いし、
帰り道の飲み水でも補給しておこうよ♪」
「了解!
ここのお水美味しいよね、ちょっと多めに持って帰っちゃおうッと♪」
思い思いの場所で水を組んでいる二匹の背中を見つめながら、
ライボルトはぽすっと伏せのような態勢で体を休める。
そしておもむろに置いてあった古ぼけたカバンを前足で引き寄せてくると、
ごそごそとカバンの中を漁るように前足を動かす。
「……こいつは。」
何かが前足に触れ、ざらざらとカバンの中の物を地面に転がす。
カバンの中からは何か乾燥しきったきのみの塊のような物がいくつかと、
しわくちゃになった紙のような物が出てきた。
ライボルトは取り出した物を地面に置くと、眺めながらぽつりと呟いく。
「……これは、俺…。」
そこにあったのは古ぼけた写真だった。
縁はすりきれボロボロになり、
ところどころ滲んだり大きく破れてしまっていたが、
その写真に写っているポケモンの姿を見て彼の表情が真剣な物に変わった。
縁はすりきれボロボロになり、
ところどころ滲んだり大きく破れてしまっていたが、
その写真に写っているポケモンの姿を見て彼の表情が真剣な物に変わった。
その写真の中の何匹かのポケモン達の中には、
他でもない彼自身が映っていたのである。
「もしかしてこれは…、記憶を失う前の…俺。」
どうやら記念写真か何かだったらしく、
どこかの村で彼ともう二匹のポケモン達が、
それぞれ笑みを見せて映っている集合写真だった。
そして、その内の片方のポケモンには見おぼえがある…。
「この灰色のポケモンが持っているカバンがこのカバン…、
そしてこの灰色の奴はあの時見えた記憶の中にもいた…。」
写真の彼のすぐ近くで、
小さな一匹のポケモンを挟んで立っている四足のポケモン。
マルノームの腹の中で見た幻にいた、彼と一緒にいた灰色のポケモンだった。
あの時は顔が靄で隠れてしまっていたが、
今の彼にはありありとその顔が思い出せていた。
灰と黒のしなやかな毛並みをした彼の『友達』の顔が…。
今の彼にはありありとその顔が思い出せていた。
灰と黒のしなやかな毛並みをした彼の『友達』の顔が…。
「……ようやく思い出せたんだな…。 俺の…俺の大切な仲間の顔…。」
ぐっと奥歯を噛みしめて、ライボルトはぽつりと呟いた。
※
かつてライボルトと灰色のポケモンは、二匹でこの森の入口まで来た。
彼らはこの森の近くにあった村で暮らしており、
その村で育ったライボルトと、
同じ村に住んでいたポケモンは村一番の親友同士だった。
どこへ行くにも二匹で行動し、
時には村から離れた遠くの場所へも遊びに行くくらい、
気心の知れた仲間だったのである。
その村で育ったライボルトと、
同じ村に住んでいたポケモンは村一番の親友同士だった。
どこへ行くにも二匹で行動し、
時には村から離れた遠くの場所へも遊びに行くくらい、
気心の知れた仲間だったのである。
だが、彼らがこの森を訪れたことでその幸せも終わってしまう。
山ほどのきのみが生えていると噂されていたこの森。
だがそれと同時に不気味なうわさも絶えなかったこの森には、
村の者の者達は誰一人として足を踏み入れなかった。
そんな噂のある森に、ライボルトは興味を持ってしまったのである。
忠告してくれた仲間の言葉もそこそこに、
ただただ冒険に憧れるあまり、彼は一匹でこの森へと入り込んだのだ。
忠告してくれた仲間の言葉もそこそこに、
ただただ冒険に憧れるあまり、彼は一匹でこの森へと入り込んだのだ。
…そして、彼はそこで地獄を見ることになった。
細かいところまでは覚えてはいないが、
月明かりに光る森の中を死に物狂いで逃げ惑い、
四肢が熱を持って痛みを訴えても、決して止まることなく走り続けた。
彼を追いかけていたのは、この森に住み着くマルノーム達だった。
森に迷い込んだ哀れな獲物を執拗に追い詰め、
とうとう彼は逃げ場のない湖のほとりに誘い込まれてしまった。
そしてついには彼は一匹のマルノームに捕まると、
”ぐぉん”と開けた紫色の口内の中に、全身を落としこまれてしまったのである。
森に迷い込んだ哀れな獲物を執拗に追い詰め、
とうとう彼は逃げ場のない湖のほとりに誘い込まれてしまった。
そしてついには彼は一匹のマルノームに捕まると、
”ぐぉん”と開けた紫色の口内の中に、全身を落としこまれてしまったのである。
粘つくように全身を包み込む唾液とその生臭さ、
そして不気味に温かい口内の温度が今も彼の記憶には刻み込まれていた。
先ほど経験してしまった物とまったく同じことを、
過去の彼自身も体験していたのである。
へばりきってがくがくと痙攣しかできなかった口で、
最後に仲間達の名前を呟き、
彼はごくりとマルノーム達に呑み込まれてしまったはずであった…。
………そう、
彼の記憶の中では確かにそこでマルノーム達に食べられて終わっているのである。
ならば彼はなぜ今こうしてここに生きているのだろうか、
そしてなぜあの時の記憶を失っていたのだろうか…。
それが今の彼にとっての最大の疑問であった…。
ただ覚えているのは、
波も立てずに水面をたたえていた美しい湖と、湖面に映る丸い月…。
そして……。
※
「……あの時、確か湖に何か映っていたような…。」
ふと記憶の中で引っ掛かることを思い出し、
ライボルトはすぅっと湖面の方へと目を向けた。
ルカリオ達が水を組んでいる岸辺よりももっと中心の方、
水面に映った月のそばに何か浮かんでいたような気がしたのである。
黄色く小さな妖精のような…何かが…。
当然今彼の見つめる水面には何も映ってはいないし、
それを眺めていても、彼の記憶には何もかすめはしなかった…。
…だが、もう無理に過去を振り返らなくてもいいのだろう。
思い出さなくてはいけない、大切なことだけは思い出せたのだから。
「グラエナ…、お前は今どこにいるんだろうな…。」
ふぅっと小さく息を吐きながら、彼は寂しそうに空を見上げていた。
夕焼けの空は静かに日が暮れていき、
遠くの空ではチカチカと小さな星の光が浮かんでは消えていたのだった…。
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HN:
森クマ
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自己紹介:
展示するのも恥ずかしい物しか置いていませんが、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
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