当サイトは『主に二次元のキャラによる捕食行為』に関する創作物を扱っております、無断転載・配布・加工はご遠慮ください。 また当サイトは版権元とは一切関係ありません、版権元への問い合わせ等もできればご遠慮ください。 リンクはフリーですのでご自由にどうぞ! 『Sorry. This site is Japanese only』
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静かに揺れる木々の葉、
さらさらと流れていく川の水、
そして時々がさがさと茂みを鳴らす小型の生き物の気配、
この森はいつきても静かで自然味溢れる音で満ちていると思う。
ぐぎゅるる……
ゆったりできるというか、心が和むというか…。
この森に来るたびにいつも落ち着いた気分になる、
だからこの森は好きな場所なんだ。
ぐぎゅるるる……
「これでお腹もいっぱいだったら最高の気分なんだけどな…。」
森の中の小さな川辺に、
一匹の『ザングース』がぼーっと座り込んでいた。
彼の手には簡素なつくりのつりざおが握られており、
釣り糸は音もなく静かに川の流れでゆらゆらと揺れてた。
ぐぎゅるるるる……
ザン「う~、いい加減うるさいな~…。」
先ほどから彼のぷっくりとしたお腹から、
空腹を知らせる不満げな音がしきりと鳴り響いている、
ザングースが力なくお腹に手を当てなだめるようにさするが、
それでもお腹はなかなか鳴りやんではくれなかった。
ザン「やっぱり、お弁当でも持ってくればよかったかな…。」
片手でポリポリと頬をかき、
彼は反応のない釣り糸の先に視線を落とす。
ずいぶん前からこうしてじっと座り込んでいるのだが、
一向に獲物がかかる気配がなかった。
ザン「まさかここまで釣れないなんてなあ。」
あきらめたようにつりざおを横の草むらに置き、
ごろんと仰向けに寝転がる。
ぐーっと背筋を伸ばして固まった体をほぐしていると、
暖かい日差しが白い雲の隙間から彼のいる所に降り注いでくる。
ザン「はぁー、気持ちいい…。」
ぽかぽかと気持ちのいい天気に、
ザングースはとろんとした表情で空を眺めた。
彼はこの森の近くの村で一人で暮らしていた、
とはいっても彼の村は村人同士の仲が結構いい村なので、
村全体が家族のようなものなのだが。
彼の村では大人から子供まで何かしら仕事を任され、
それぞれで助け合いながら生活をしていた。
畑を耕すもの、木の実を作るもの、家や井戸を作るものといった感じである、
もちろん彼も仕事を任されているのだが…。
ザン「…そういえばチビ達ちゃんと昼飯食べたかなぁ?」
彼の仕事は働いている親ポケモン達の代わりに、
その子供たちを預かって遊んだり仕事のやり方を教えたりするというものだった。
今のとこ村に彼があずかるような子供のポケモンは数えるほどしかいなかったが、
それでも今日まで毎日村に残って子供たちの面倒を見ていたのである。
でも今日は特別だった…。
ザン「あいつ、今頃どこまで行ったんだろう。」
彼は空の雲を見ながら、
ぼんやりと今朝別れた友達のことを思い出していた。
彼の友達は今日『旅人』として村から出て行ったのである、
年齢も十分外に出られるだけ達していたし、
外に出ていろいろ経験してくることもとてもいいことらしいので、
村の仲間たち総出で送り出したのだ。
『旅人』の送り出しの日は小さなお祭りのような雰囲気になってしまうので、
今日はほとんどの仕事がお休みになってしまう数少ない彼の「休日」なのである。
ザン「でも、あいつ結構ドジっぽいところがあるからな…。」
くすっと小さく笑みを浮かべながら旅立った友達のことを思い返す、
その友達は何というかおっちょこちょいというか危なっかしいというか…。
悪いやつではないのだが、
ちょっと見ていて不安にさせてくれるようなそんな奴なのである。
ザン「朝出発したとして今昼過ぎだと思うから…、早ければ隣町まで付いてる頃かな。」
よっこいしょと座り込むように起き上がり、
ザングースはつりざおを見る、
やはり何かがかかっているような様子はない。
はぁっと小さくため息をついて、彼は川の方に目を向けた。
ザン「でもいいなぁ、俺も旅に出てみたいな…。」
村の若いポケモンにとって、
外に出て冒険するなんてことは憧れの的だった。
すでに何人も彼と同世代の村の者が『旅人』として村の外へ出ていき、
たまに帰ってきては聞いたこともない地方のお土産や話をたくさん持って帰ってきた。
とはいえ彼が『旅人』になることが無理なことぐらい、
もう充分分かっているつもりだった。
畑仕事や木の実の世話なら、
季節の合間に近隣までの旅に出ることぐらいならできるのだが、
子供の面倒というのは季節に関係なくやらなくてはいけない仕事なのである、
だからたぶん彼が『旅人』になれることはないのだろう…。
それに出れたとしても彼は…。
ザン「まぁ、いいんだけどね。」
ペタンと耳を垂れさせて、
彼は座ったままでもう一度大きく伸びをした。
ぐぎゅるるるるる……!
そのとたん、
さっきより大きな空腹の音が森の中に響き渡る。
かぁーっと顔を赤らめながら彼は優しくお腹をなで、
すくっと立ちあがって体についた草を払った。
ザン「仕方ない、森に入ってなんか探してみるか…。」
釣りをすることをあきらめ、
ザングースは森の中に視線を移す。
うっそうと木々の生い茂った森の中なら、
ひょっとしたらなにか食べられる木の実でも落ちているかもしれなかった。
ザン「…はぁ。」
ザングースはぎゅっと腰に巻いたベルトを締めると、
とぼとぼと森の中に向かって歩いて行った、
しかし彼の表情は若干暗い顔をしているような気がした。
さらさらと流れていく川の水、
そして時々がさがさと茂みを鳴らす小型の生き物の気配、
この森はいつきても静かで自然味溢れる音で満ちていると思う。
ぐぎゅるる……
ゆったりできるというか、心が和むというか…。
この森に来るたびにいつも落ち着いた気分になる、
だからこの森は好きな場所なんだ。
ぐぎゅるるる……
「これでお腹もいっぱいだったら最高の気分なんだけどな…。」
森の中の小さな川辺に、
一匹の『ザングース』がぼーっと座り込んでいた。
彼の手には簡素なつくりのつりざおが握られており、
釣り糸は音もなく静かに川の流れでゆらゆらと揺れてた。
ぐぎゅるるるる……
ザン「う~、いい加減うるさいな~…。」
先ほどから彼のぷっくりとしたお腹から、
空腹を知らせる不満げな音がしきりと鳴り響いている、
ザングースが力なくお腹に手を当てなだめるようにさするが、
それでもお腹はなかなか鳴りやんではくれなかった。
ザン「やっぱり、お弁当でも持ってくればよかったかな…。」
片手でポリポリと頬をかき、
彼は反応のない釣り糸の先に視線を落とす。
ずいぶん前からこうしてじっと座り込んでいるのだが、
一向に獲物がかかる気配がなかった。
ザン「まさかここまで釣れないなんてなあ。」
あきらめたようにつりざおを横の草むらに置き、
ごろんと仰向けに寝転がる。
ぐーっと背筋を伸ばして固まった体をほぐしていると、
暖かい日差しが白い雲の隙間から彼のいる所に降り注いでくる。
ザン「はぁー、気持ちいい…。」
ぽかぽかと気持ちのいい天気に、
ザングースはとろんとした表情で空を眺めた。
彼はこの森の近くの村で一人で暮らしていた、
とはいっても彼の村は村人同士の仲が結構いい村なので、
村全体が家族のようなものなのだが。
彼の村では大人から子供まで何かしら仕事を任され、
それぞれで助け合いながら生活をしていた。
畑を耕すもの、木の実を作るもの、家や井戸を作るものといった感じである、
もちろん彼も仕事を任されているのだが…。
ザン「…そういえばチビ達ちゃんと昼飯食べたかなぁ?」
彼の仕事は働いている親ポケモン達の代わりに、
その子供たちを預かって遊んだり仕事のやり方を教えたりするというものだった。
今のとこ村に彼があずかるような子供のポケモンは数えるほどしかいなかったが、
それでも今日まで毎日村に残って子供たちの面倒を見ていたのである。
でも今日は特別だった…。
ザン「あいつ、今頃どこまで行ったんだろう。」
彼は空の雲を見ながら、
ぼんやりと今朝別れた友達のことを思い出していた。
彼の友達は今日『旅人』として村から出て行ったのである、
年齢も十分外に出られるだけ達していたし、
外に出ていろいろ経験してくることもとてもいいことらしいので、
村の仲間たち総出で送り出したのだ。
『旅人』の送り出しの日は小さなお祭りのような雰囲気になってしまうので、
今日はほとんどの仕事がお休みになってしまう数少ない彼の「休日」なのである。
ザン「でも、あいつ結構ドジっぽいところがあるからな…。」
くすっと小さく笑みを浮かべながら旅立った友達のことを思い返す、
その友達は何というかおっちょこちょいというか危なっかしいというか…。
悪いやつではないのだが、
ちょっと見ていて不安にさせてくれるようなそんな奴なのである。
ザン「朝出発したとして今昼過ぎだと思うから…、早ければ隣町まで付いてる頃かな。」
よっこいしょと座り込むように起き上がり、
ザングースはつりざおを見る、
やはり何かがかかっているような様子はない。
はぁっと小さくため息をついて、彼は川の方に目を向けた。
ザン「でもいいなぁ、俺も旅に出てみたいな…。」
村の若いポケモンにとって、
外に出て冒険するなんてことは憧れの的だった。
すでに何人も彼と同世代の村の者が『旅人』として村の外へ出ていき、
たまに帰ってきては聞いたこともない地方のお土産や話をたくさん持って帰ってきた。
とはいえ彼が『旅人』になることが無理なことぐらい、
もう充分分かっているつもりだった。
畑仕事や木の実の世話なら、
季節の合間に近隣までの旅に出ることぐらいならできるのだが、
子供の面倒というのは季節に関係なくやらなくてはいけない仕事なのである、
だからたぶん彼が『旅人』になれることはないのだろう…。
それに出れたとしても彼は…。
ザン「まぁ、いいんだけどね。」
ペタンと耳を垂れさせて、
彼は座ったままでもう一度大きく伸びをした。
ぐぎゅるるるるる……!
そのとたん、
さっきより大きな空腹の音が森の中に響き渡る。
かぁーっと顔を赤らめながら彼は優しくお腹をなで、
すくっと立ちあがって体についた草を払った。
ザン「仕方ない、森に入ってなんか探してみるか…。」
釣りをすることをあきらめ、
ザングースは森の中に視線を移す。
うっそうと木々の生い茂った森の中なら、
ひょっとしたらなにか食べられる木の実でも落ちているかもしれなかった。
ザン「…はぁ。」
ザングースはぎゅっと腰に巻いたベルトを締めると、
とぼとぼと森の中に向かって歩いて行った、
しかし彼の表情は若干暗い顔をしているような気がした。
「新シリーズ始めました」(冷やし中華的な意味で
というわけで新しいお話その1です、
今回のえも(ryもとい主役はザングース君になっていただきました、
だんだん新しいキャラクターが増えてきました。
キャラクターの性格とか見た目とか考えるのは好きなんですが、
それを絵やら文章やらで表現するってなると結構難しいです。
アニメや漫画で何十人もキャラクターを操っている人とかは偉大だと思います、
そのセンスをほんのちょびっとでいいから分けて下さい…。orz
それにしても最近急に暑くなってきたなぁ、
冗談抜きで冷やし中華とかの冷たいもんが食べたくなる季節です。
冷やし中華って美味しいよね、
夏限定だけど冬食べても美味しいと思うんだ、
冬に食べるアイスクリームのように。
(・ω・)
というわけで新しいお話その1です、
今回のえも(ryもとい主役はザングース君になっていただきました、
だんだん新しいキャラクターが増えてきました。
キャラクターの性格とか見た目とか考えるのは好きなんですが、
それを絵やら文章やらで表現するってなると結構難しいです。
アニメや漫画で何十人もキャラクターを操っている人とかは偉大だと思います、
そのセンスをほんのちょびっとでいいから分けて下さい…。orz
それにしても最近急に暑くなってきたなぁ、
冗談抜きで冷やし中華とかの冷たいもんが食べたくなる季節です。
冷やし中華って美味しいよね、
夏限定だけど冬食べても美味しいと思うんだ、
冬に食べるアイスクリームのように。
(・ω・)
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★ プロフィール
HN:
森クマ
性別:
男性
自己紹介:
展示するのも恥ずかしい物しか置いていませんが、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
(・ω・)
諸注意:
初めてきてくれた方は、
カテゴリーの『はじめに』からの
『注意書き』の説明を見ていないと
色々と後悔する可能性大です。
(・ω・´)
イラスト・小説のリクエストは
平時は受け付けておりません。
リクエスト企画など立ち上げる際は、
記事にてアナウンスいたしますので、
平時のリクエストはご遠慮くださいませ!
(・ω・`)
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(・ω・)
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