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たすか・・・ってない!!
 
ルギアは口に含んだザングースをころころと舐め続けていた。
彼に親友とはまた違った味に、
後から後から唾液が溢れてきて、
満足そうににんまりと笑う。

ルギ「う~む、飲み込むのがもったいない味だな。」

ルギアは大きく翼をはためかせると、
住処の方向とは逆の方向に飛び始める。
もうちょっとだけこの味を堪能したかったのである。

ルギ「どこかゆっくりできる所でもないかな…?」

ルギアは森の上空をくるくると飛び回りながら、
あたりをきょろきょろと見回している。
さっきまでは飴玉のように舐めまわしていたのが、
いつのまにかガムでも噛むようにくちゃくちゃと優しく咀嚼している。
口の中のザングースは、
すでに反撃する元気も残っていないのかぐったりとしたままである。

ルギ「やはりいいところがなかなか見つからんな…。」

ルギアは森を見渡しながら残念そうにつぶやいた。
彼の場合、
どうしてもその大きな体が仇となって降り立てる場所が限られてしまう。
森の中を歩いて移動する分なら問題はないものの、
やはり降りるとなると都合のいい場所はそうはなかった。

ルギ「残念だが、ここで飲み込んでしまうしかないか…。」

がっかりしたように首をしょげらせると、
最後にもう一度だけちゃんと味わっておこうと、
ルギアは舌先でザングースの姿を探った…。

ルギ「……ん?」

気のせいか、
彼の舌先が痺れたようにピリピリしてきているような気がする。
まるででんきポケモンでも口に含んでいるようだが、
たしかザングースはノーマルポケモンだったはずである…。
ならなぜ…?

ルギ「……んん?」

と思うと、
今度は火であぶったみたいに口中が暑くなってくる。
彼の体中から汗がタラタラと流れ始め、
口全体がマグマのように熱を帯びてきた。

ルギ「んがっ、ぐふげふほぉっ!!」

辛い、
辛い辛い、
辛い辛い辛い辛い!!

あまりの辛さに、
彼は空中でバタバタと翼を振り、
首や尻尾もぶんぶんと勢いよく振り回す。
目もとには大粒の涙が滲み、
舌や喉が焼けるように熱くなっていく…。

ルギ「がっはぁ、げっほ、うえっっほ!!」
ザン「うわぁ!!」

ルギアが口の外に舌を突き出した瞬間、
舌につかまっていたザングースが勢いよく口の外に放り出される。
体中にルギアの涎がどろどろとひっつき、
ところどころマトマの実の汁が付着していた。

これが彼の最後の秘策だった、
マトマの実を爪で引き裂いたあと、
自分の体中にべたべたと激辛の果汁を塗りつけていったのである。
むろん、
塗った彼自身も鼻や目がツーンと辛く、
涙や鼻水がぼろぼろ出たが、
助かる手段はこれしか残ってい中ので仕方がなかった。

ザン「やった…、出られたんだ!」

だんだんと遠くなっていく白い巨大な生き物を見送りながら、
彼は脱出できた喜びにうち震えていた。
とっさの判断だったとはいえ、
必ず助かる保証なんてこれっぽちもなかったのである。

ザン「たすかっ……!?」

そこまで言いかけて、彼はぎょっと目を見張った。
よくよく考えれば、
白いポケモンからどんどん離れて行っているのに、
一向に地面に落ちる気配がないのである
それに、
いつも見ている空や雲が妙に近く大きいように感じられる…。

ザン「ま…まさか…!」

彼はぎぎぎっと音を立てながら、
ゆっくりと後ろの方に振り返る。
そこには一面うっそうと茂った森の木々や、
先ほどまで彼が釣りをしていた小川が、
まるでミニチュアのおもちゃのように小さく広く広がっていた。

まちがいなく、
彼はいま高い空中から落下中なのである。

ザン「う…うわああああああああ!!」

絶叫を上げながらも、
彼はじたばたと手足をばたつかせもがくが、
今はルギアに食べられてしまったベロリンガと同じく、
空中では飛行ポケモンでない彼にできることなど何もない。

せっかく脱出できたと喜んだのもつかの間、
彼はふたたび生きるか死ぬかの窮地に立たされていた、
いや今度は死の方の可能性の方が大きいかも知れない…。

せめて見えてくる地面から目をそむけようと、
彼は涙をこぼしながらぎゅうっと目をつむった。
びゅんびゅんと吹きすさんでいく風の音が、
真っ暗な空間の中いやに大きく鳴り響いている…。

彼の体はどんどん速度を増し、
そして…。

ばっ…しゃっああああああん………!!!



ルギ「んがっふ、えっほ…えほ!!」

一方辛さにむせたままのルギアは未だにばたばたと空中でのたうちまわっていた、
ふと彼の視界にい近くに真っ黒に染まった雲の群れが目に入る。

ルギ「しめた…、雨雲か…!」

慌てて彼は真っ黒な雲の近くまで飛んで行くと、
大きく口を開けてむしゃむしゃ黒い雲を飲み下すように食べていく。
たっぷりの水が詰まった雨雲が、
マグマのように熱かった彼の舌をじゅうじゅうと冷やし、
ルギアの口がだんだんと落ち着きを取り戻していく。

そして黒い雲がすべて食べつくされるころ、
ようやく酷かった辛味も消えさり、
ルギアはぜぇぜぇと汗びっしょりになりながら佇んでいた。

ルギ「はぁ…はぁ、酷い目にあったな…。」

ルギアはぐいっと額の汗をぬぐうと、
ふと下に広がる森の方に目が止まる。

ルギ「…ん、あれは…?」

見ると、
森の真ん中に広がる湖に大きく波紋が広がっており、
白と赤の小さな生き物がずぶずぶと沈んでいくところだった。

ルギ「さっきのやつか、あいつのせいで酷い目にあったぞ。」

むすっとまゆをひそめながら、
ルギアは沈んでいく生き物を眺めていた。
もう一度拾いに行ってもいいのだが、
なにせ雲といえど水の塊を大量に飲んでしまったせいで、
正直お腹がいっぱいなのである。

それに、
ここで拾ったとしても持って帰るまでに食べることも無理そうだったし、
住処に持って行ってもどうせ彼の親友に止められて、
食べることはできないだろう。

ルギ「…まあいいか、帰るとしよう。」

そう言ってルギアはすいっと方向を変えると、
若干よろよろとしながら、
彼の親友の待つ住処へと帰って行った。

森の中にぽつんと広がる湖の真ん中で、
一匹のポケモンがゆらゆらと水に揺られて浮いている。

そしてゆっくり水の中に沈んでいき、
しばらくの間ぷくぷくと泡が浮いていたものの、
そのうちだんだんと泡が少なくなって消えていき、
やがて静かに波一つない水面をたたえて湖はどこまでも広くひろがっていた。

その8でございます、
なんとかザング君は脱出できることができてよかったですねー。(棒読み)
いやー、一時はどうなる事かと思いましたよー。(棒読み)

うん、分かっていますよ。
若干無事じゃないってことぐらい。(オイ)


その辺も含めて次でしめられるといいな、
というわけで次の話で今回のシリーズがラストでございます。
予定通りに行けば、
明日には更新できるかな?


うふふ、
さっきまでちょっと色々やっていたせいか、
今すごく夢見心地のような気分でごぜえます♪
とりあえず某お二方、
さきほどはありがとうございました!

またいつでもお話してくださいませ♪
(・ω・)ノシ
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か、かわいい!
はじめましてです(・ω・)
いつも見させて頂いてます(^ω^)

ルギアの顔がすっごくかわいいですwwww

ザングースの選択は間違ってたのやら間違ってないのやら…

次の更新楽しみにしてます(´・ω・)
竜騎士 2009/06/16(Tue)01:16:06 編集
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